外壁塗装をDIYでやる時の費用は、いくらくらいだか全く見当がつかないところですよね。大きな家になるほど使う塗料の量も多くなりますし、もちろん手間もかかります。
寝室の壁を塗るのとは違い、外壁塗装のDIYは費用面がまず気になるところ。でも業者に依頼すれば、確実に自分でやるよりもお金がかかるのはなんとなく想像できますよね。
家の外壁は顔のようなもの。色だけで家の老朽がはっきりとわかるほど、多くの人にインパクトを与えます。
外壁塗装をすると家全体のイメージが変わり、住んでいる人の気分もなんとなくリフレッシュされるはずです。
そこで早速ですが、外壁塗装をDIYでやる際の費用について詳しい点をご説明しましょう。
外壁塗装をDIYでやる手順と費用について
外壁塗装は、業者に依頼するとかなりの費用になりますよね。マイホームをいつまでも大切にケアするためには、メンテナンス費用がかかるのは仕方がないこと。
少しでも節約したいと考えている人は、外壁塗装のDIYについて大切なポイントをまずは理解しておきましょう。
費用について
最初に気になるのが、費用の相場です。戸建ての外壁塗装を業者に依頼すると、仮設の足場組みから最後の仕上げまで、全て含むと100万円を超える場合もあります。
DIYでやった場合の費用は、30万~50万円が相場。プロに依頼する時の半額程度でできる計算になります。
まず足場組みですが、高いところで塗装するには梯子だけでは難しいものです。安全に作業するために足場を組むには、塗装の踏み場を準備しなければなりません。
専門家に依頼して足場を組んでもらうと、10万円ほどが相場です。さらに塗料の費用は下塗材や上塗材、マスカーなどがあります。
他にも壁の補修に必要なシーリング材やコーキング剤、ペンキを塗るローラーや刷毛などの道具などで合計30万円ほどのコストがかかるでしょう。
塗装選び
外壁塗装をDIYでやる費用ですが、そもそも自分でやろうと考えるのはコスト節約が一番の目的になりますよね。
するとどうしても塗料を安くしようとして失敗することがありますので、DIYの場合は塗料の違いや特徴を正しく理解しておかなければなりません。
外壁の塗料で一番安いのがアクリル塗料。定期的に色を変えたいという人にはオススメですが、耐久性は3年~5年程度です。
防水機能がないため、基本的に外壁にはオススメではありません。最もバランスが取れている種類はシリコン塗料で、耐久性は7~10年ほど。
価格と機能性とのバランスが保てており、DIYでも人気です。耐久性が10年~15年と長いフッ素塗料や無機塗料はグレードがよいのですが、気候によってひび割れするなどのデメリットがあります。
塗装前の準備は手を抜かないこと
外壁塗装をDIYでやる場合は、とにかくスケジュールを立てて丁寧に行うことが基本です。基礎的な工程としてはまず外壁の洗浄、続いて養生、下地処理、下塗り、最後に中塗りと上塗りになります。
この工程を全てDIYで行うと、目安としては30日間必要です。しかし天候が悪い季節だとさらに期間が伸びてしまいますので、できれば3か月ほどで計画したほうが安心でしょう。
この手順の中でも大切なのが洗浄で、壁の汚れが残っていると塗料が剥がれやすくなります。
コケやカビなども多く、手作業で洗うのは大変。高圧洗浄機を使い、汚れが目立つ部分だけを手作業でこするとよいでしょう。
塗装の前準備について
洗浄をしたら、次は壁や地面に塗料がつかないようにビニールやテープを使い養生をします。
ガムテープでもできますが、仕上がりを綺麗にするためには専用のマスカーを使い塗り際がまっすぐになるようにします。
そして壁のダメージの補修ですが、ひび割れはシーリング材を使い溝やひびを埋めておきます。
室内の塗装の場合は、塗料の重ね塗りで釘の跡などを埋めることも可能です。しかし外壁はあらゆるダメージを受けるため、しっかりと専用の補修アイテムを使ってください。
そのほうが耐久性も長く、湿度が多い日本の家屋に適しています。
塗装のコツについて
いきなりペンキを塗るのでなく、まずは下塗りをして中塗りとの密着性を高める作業を行います。
基本的にはローラーを使い全体に塗り、細かい部分はブラシを使って塗装します。次に中塗りですが、この目的は塗装に厚みをつけて膜を張ること。
外壁の耐久性をつけるための大切な作業です。やり方としては、下塗りと同様にローラーを使いましょう。
最後の仕上げになる上塗りは、必ず前段階までの塗料がしっかり乾燥していることを確認して始めてくださいね。
半乾きの状態だとすぐに剥がれたり、仕上がりが悪く見えたりすることもあります。
重要!外壁塗装をDIYでやらないほうがよい理由
外壁塗装をDIYでやると費用の節約ができますが、デメリットも多いため慎重に考えて判断してくださいね。DIYでやらないほうがよい理由は、次のようなものがあります。
危険な作業
外壁塗装を慣れない人がやると、足場がしっかりしていても怪我をする恐れがあります。高所から落下したら、最悪のケースがあることも覚えておかなければなりません。
イメージ通りにできない
塗料の色や種類、また塗りムラなど、素人だからこそやってしまう失敗があります。DIYで費用を節約したとしても、数年間は満足できない外壁と共に過ごさなければなりません。
仮に色選びが成功しても正しく塗装していないために、本来の耐久性が発揮できずすぐに塗装が剥がれてしまうこともあります。
実際に始めるまで予定がわからない
長期的なDIYの計画を立てたとしても、全て予定通りにできるとは限りません。天候や途中で失敗、急用ができたなど、後半に慌てて手抜きの作業になる可能性も注意しなければなりません。
追加費用がいくらかかるか不明
全て必要なものを揃えたつもりでも、作業中には必ず不足するものが出てきます。最悪塗装を失敗した場合は、プロに依頼し直して莫大な費用がかかることもあるでしょう。
追加費用に関しても、多少は余裕を持たせておきたいところ。しかし実際にどのような不具合が出るのかは、やってみなければわかりません。
まとめ
外壁塗装をDIYでやる費用とプロに依頼する費用では、もちろん金額に差があります。安心して綺麗な仕上がりを手に入れるためには、お手頃な価格でやってくれるリフォーム業者を見つけましょう。
-
-
外壁塗装の見積もりサイト比較!相場を知るのに便利なサービス
外壁塗装、外壁リフォームを適正価格で行うためには複数の業者の見積りを比較する必要があります。 そこで便利なのが、外壁塗装の一括見積サイトです。 ここでは、信頼のおける一括見積りサイトをご ...
続きを見る
その方法が一番ストレスも少なくなり、安心してお任せできますね。