マイホームは一生に一度の大きな買い物。何十年ものローンが始まるため、できるだけ予算に見合った買い物をしたいですよね。
最近は新築住宅ではなく、予算を抑えて中古住宅を購入してリフォームをするというケースが増えています。
物件にもよりますが、なかには大掛かりなリフォームになることもありますので住宅ローンとの兼ね合いが気になりますよね。では中古住宅の購時に、リフォームする際の住宅ローンについてご説明していきましょう。
まとめて借りる住宅ローン
新築物件は新しい点は魅力ですが、間取りや内装が自分の好みでないことも多いもの。中古住宅を購入すれば好きなようにリフォームが可能なため、最近では中古住宅を購入してリフォームするというスタイルが増えています。
でも気になるのがローンですよね。住宅ローンの種類はとても多く、いろいろと選択肢がありますが、ローンの費用を考えると別途ローンを組むべきなのか迷ってしまう場合もあるでしょう。
そんな方に人気があるのが、住宅購入の時にリフォーム工事費用をまとめて借りられる住宅ローン。このローンは購入の際にローンの見積額を提示することが条件です。
融資を受ける際は、自分の返済能力などの融資基準をクリアしないといけませんので、必ずしも気に入ったローンが借りられるということはありないためご注意くださいね。
時期を変えて借り入れする際の注意
中古住宅の購入時にリフォームする住宅ローンの計画として、住んでから数年後にリフォームを検討する人もいるでしょう。
この場合は住宅を購入した際に住宅ローンを利用していますので、再度リフォームのための住宅ローンを利用する場合、抵当権を再度設定する手間があります。
この手続きは書類の記入以外にも、司法書士への手数料をはじめ色々な諸費用が発生することに。
金融機関を変えて借り入れをする場合は抵当権の関係により、すでにある住宅ローンの借り換えが必要で、その手続きにも時間や費用が発生してしまうでしょう。
住宅ローンの返済だけではなく、リフォームのローンも返済能力が審査されますので、場合によっては借り入れができない可能性もあります。
中古住宅を購入する際には将来的なリフォームを考えて、購入とリフォームを同時に行うほうが何かと効率的になるでしょう。
中古住宅購入の主な諸費用について
中古住宅を購入する際には、いくつかの諸費用がかかります。物件価格以外には売買契約書の印紙税・登記手続き費用・仲介手数料・不動産取得税などがあります。
物件価格は売買契約の際に手付金として一部を支払い、リフォームを同時に行う場合は工事費の一部を着工前に着手金として支払うのが一般的です。
そのため、最初に一定金額を準備しておく必要がありますのでご注意ください。手数料などの物件価格以外の諸費用は、物件の引き渡しの時や資金の交付時に支払うことが多く、どのタイミングでいくら必要になるかもしっかりとした計画が必要です。
大まかな予算としては、物件価格とリフォーム費用のそれぞれ1割程度が諸費用としてかかると計算しておくと安心でしょう。
また支払い時期などは、不動産会社によっても異なりますので、事前に確認をしておきましょう。
住宅ローンは時間に余裕をもって検討すること
中古住宅の購入時に、リフォームの住宅ローンは手続きが色々と同時に進行します。中古住宅の購入は、新築物件の完成を待つような時間の余裕がないもの。売り主の状況により異なりますが、引き渡しが1か月などすぐにローンの手続きが必要になるケースもあるでしょう。
そのため慌てて金融機関を探して、よく検討せずに借り入れをする場合もありますので、中古住宅を購入する時は事前に金融機関やファイナンシャルプランナーと相談することも大切です。
物件選びとどんなリフォームをするか、一度に2つのことが同時進行しますのであらかじめできることはしっかり情報収集を行い、住宅ローンについての検討期間に余裕をもつようにしてくださいね。
まとめ
中古住宅を購入してリフォームを行う住宅ローンは、一緒に借り入れをすることがオススメです。
有担保の民間金融機関の住宅ローン、無担保のリフォームローン、諸費用のローンな選択肢は広がっています。中古住宅を購入してリフォームする際は借り入れするタイミングやローンの種類など慎重に判断してくださいね。